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高額療養費の自己負担額計算の落とし穴(1)
健康保険に加入している場合、1ヵ月間の医療費負担には上限があって、ある一定以上になるとかなりの金額が払い戻されるというのは聞いたことがあると思います。
その計算式は以下の通りとなります。
| 給与所得/月収 | 自己負担上限額 |
|---|---|
| 560,000円以上 | 139,800円+(医療費-466,000円)×1% |
| 560,000円未満 | 72,300円+(医療費-241,000円)×1% |
| 住民税非課税世帯 | 35,400円 |
とすると、もし月収56万円のサラリーマンが胃がんで30日入院した場合にはこういう計算になると考えてしまいます。
胃がんでの30日入院の医療費平均額=1,690,130円窓口支払額=1,690,130円×3割=507,040円
高額療養費自己負担限度額(上表より)
72,300円+(1,690,130円-241,000円)×1%
=86,790円(自己負担限度額)
しかし、実際には入院が丁度1ヶ月以内に収まるということはまれで、ほとんどは2ヶ月にまたがることが多く、その場合この計算の2倍に達することさえあります。 たとえば、30日の入院が、15日ずつ2ヶ月にまたがったとすると。 窓口支払額=845,065円×3割=253,520円×2回 高額療養費自己負担限度額(上表より)
72,300円+(845,065円-241,000円)×1%
=72,300円(1か月分の自己負担限度額)×2回
=156,680円(自己負担限度額)
高額療養費の自己負担限度額があるからといっても、どうような時期で入院するかで、こんなに負担額はちがってしますということを頭に入れておく必要があります。
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